井口まみ
井口まみ井口まみ

環境委員会の視察で仙台市、福島市に行きました

今年度は環境委員会所属です。恒例の委員会視察は、5月14、15日で仙台市と福島市です。

仙台市での視察項目は大雨時に使用する「止水板設置補助事業」です。今年度から川崎市でも補助が始まるので先進市の様子を聞こうというものですが、そんなに違いがあるのかな、という気分ではありました。しかし、百聞は一見にしかず。他都市の視察は必ず発見があります。

まず仙台市全体の下水道事業の説明がありました。下水道は建設局の中にあり、上下水道局ではないことが特筆!だから浸水対策が河川整備と一体にできるのです。仙台市の中心部は雨水と汚水の合流式で、そこでの浸水対策事業と、一つの地域の流域治水対策が興味深いものでした。

止水板設置補助事業は、川崎市が一件あたり10万円なのに、仙台市は50万円。それでも新築ではない浸水実績のある住宅が対象なので、まだあまり補助件数は伸びていないようです。川崎はもう少し対象は広いですが、さあ、効果あるか?

福島市は「次世代エネルギーパークについて」。地球温暖化対策として、再生可能エネルギーの創出などを市全体で行なっている取り組みを聞くつもりでしたが、その中で、メガソーラーを規制する日本一厳しい条例−「福島市再生可能エネルギー発電施設の適切な設置及び管理に関する条例(再エネ条例)」を教えていただき、その取り組みに本当に驚きました。

発電量10キロワット以上のいわゆるメガソーラーが市内の山の斜面に次々と作られて、景観も防災上も問題になり、市民から、行政サービスがストップするほど抗議の電話が殺到。それに応えて太陽光パネルと風力発電の設置禁止区域を設定して、ほぼ全く設置できなくなる、すでにあるものには強力な行政指導ができるというものです。こちらの議員から「事業者は抵抗しなかったのか」と質問も出ましたが「市民の声に押されて、かなり準備して法的にも問題のない条例にした」と強い決意で取り組んだことが話されました。

川崎では自然の景観を悪くするようなメガソーラーは出てきていないので同じような規制はいらないかもしれませんが、この条例を作る決意はなんとしても学ぶべきです。市民と儲け本位の業者を天秤にかけて「平等」だというの、やめてもらいたい場面に何度も直面しています。

写真はあとで載せますが、仙台市の青葉通りはまさに青葉の季節。いいなあ。でも、この日は寒かった!