井口まみ
井口まみ井口まみ

福岡県みやま市に視察に来ました

福岡県みやま市に視察に来ました。「みやまスマートエネルギー株式会社」という、日本で最初の自治体が出資した発電会社をずっと関心持っていました。市民にも売電して、エネルギーの地産地消を率先してきたところです。この一課題だけでなく、コミニティー交通、子育て施策もうかがったのですが、何よりの印象は「市の職員は市民が望む施策をしていると、次々と知恵が湧いて、いい仕事ができる、ということでした。

コミュニティ交通も、市内の民間バスがほとんど撤退した中で「交通手段を減らすなら、代替措置がなければならない」という信念のもと、さまざまな手段を考え、実験もして、模索しています。この姿勢が大事だと思います。

エネルギー会社は、市内で電気を地産地消できれば、電気を買っているだけでは市外に流出する市税が市民に還元されるとともに、雇用が増え、何より地球温暖化対策に貢献するという目的を掲げています。遊んでいた市有地にメガソーラー、ゴミ焼却施設の電気を公共施設に送るだけでなく、家庭の太陽光発電の電気を買い、市民にも売電しています。会社は黒字で、多くの新電力会社が倒産しているのに、こちらは黒字を計上。CO2は市は2030年までに13年比80%の削減を目指しています。この会社の一階はカフェで、これも会社運営の知恵の一つ。地元野菜を使った地産地消のメニューでした。

新生児にオムツを無料で届ける事業は「どうせやるなら何かと組み合わせよう」と、届ける委託業者は育児サポーターと位置付け、育児の様子を報告してもらう。何かあれば市の職員が届けにいくとして、虐待防止などに繋げると言います。毎月必ず訪問できるのは、ほんとにいいと思いました。

次は福岡市です。また、しっかり勉強します。