井口まみ
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「川崎市はなぜ上下水道料金を値上げしようとするのか」学習会で報告

いま、川崎市上下水道局は水道と下水道の料金の見直しを図るべく、審議委員会に諮問しています。すでに何回かの会議が行われており、今年の秋から末にかけて答申が出ることになっています。これが、いずれも一般家庭が値上げになるのではないかという匂いプンプンの内容なので、答申が出る前に運動を起こそうと、1月19日、「川崎の安全でおいしい水道水を守る会」が学習会を開催しました。そのなかで私は川崎市の資料について詳細に報告しました。

最終的には議会に条例案がでないと、ほんとに値上げなのか、いくら上がるかはわからないわけですが、そうなってからでは遅い。審議会のところで歯止めをかけようという、珍しい運動です。学習会では、元横浜市の水道局職員の方が、水道の歴史を憲法から解き明かし、とても勉強になりました。先進国で日本のように利用者からの料金で運営し、払わない人は停めてしまうなどという国はない、という指摘に、新たな視点が開かれました。

私は、上下水道局がホームページで料金見直しの必要性を説いているものをそのまま皆さんに見せ、そこで言われている値上げの理由が道理のないものであることを解明しました。その内容は、簡略化してビラにしてもらいました。

水道の会の町井代表がこれまでの運動の経過や、議会への請願を行う意義などを説明し、短い時間ながら充実した学習会になり、分かりやすかったという感想もいただきました。

水道料金は電気、ガスと違って行政が決めるものです。もともと市民の命を守るために欠かせないからと安くしてきたのに、この物価高で本当に困っている時に、絶対にあげてはいけません。このことを議会の中でもしっかりと貫きたいと思っています。