親子でサトイモ堀り、楽しそうですね
こんな田園風景が残る多摩区の菅仙谷。ここで親子でサトイモ堀りの体験会がありました。多摩区役所の保健福祉課と農協がコラボして、よみうりランドが協力するというとても珍しい体験会だったので、お誘いに乗って、うかがいました。
多摩区役所保健福祉課が、「食育」のための行事の一つとして企画しました。昨年は豆腐作りだったそうですが、ことしは篤農家の協力を得て、作付けからそのつもりで作ってもらい、サトイモ堀をやり、そのあと、すぐ上のよみうりランドのレストランの厨房を借りて同じ畑のサトイモを使って芋煮会。この準備は農協の女性部の皆さんで、食べるときに市の栄養士からバランスのいい食事の大切さなどを話してもらうという盛りだくさんの企画です。
サトイモのできているところなんて、私でもあまり見たことがありません。親芋、子芋、孫芋とできている様子をしっかり見せて、さあ、収穫です。ボランティアの方がたくさんいるので、初めてでも大丈夫。ふかふかの真っ黒な土にくるまれて、芋が出てきます。このイベントの分の芋は、農協の予算で作るということで、別の畝を作り、育ててきましたが、この夏の暑さでかなりたいへんだったそうです。みんなが食べるためにそういう苦労があったということや、自然の大地からできたものをしっかり食べるから体が作られていくということを、こういうイベントの中で楽しく知ることができるというのはいいことだと思いました。これが農業振興にもつながればホントにいいなあと思います。農業振興は経済労働局で、食育は教育委員会や健康福祉課という縦割りでは、食べ物のできるところを実感して大切にしようとする思いにつなげることはできないと日ごろ思っていたので、この取り組みはとても参考になりました。
私は時間がなかったので、芋煮会には参加できなかったのですが、応募した15家族のほとんどが、お父さんもお母さんもいっしょに参加していたので、50人は超えていたでしょう。家族みんなで太陽の下で芋ほりをして、同じ畑の取れた手の芋を使った芋煮はきっと楽しかったことでしょう。今日はうちに帰って、お母さんだけでなくみんなで手伝って芋を洗ってくださいね。これがたいへんなんだ。