井口まみ
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長沢浄水場を視察しました

IMG_0184環境委員会で、長沢浄水場を視察しました。水道事業の再構築計画で、ろ過池などの改築をするのと同時に、生田浄水場の廃止を前提に規模を拡大するものです。その第1期工事がほぼ終わるので、新しい施設を見ようというわけです。

相模湖から運ばれてきた水が、沈でん池で泥を固めて沈め、ろ過池でさらにきれいにされ、塩素を入れて配水池へと流されていく、すべての池が新しくなりました。コンパクトな施設になり、これまでより小さい面積で、従来よりたくさんの水を処理できるようになっています。

IMG_0170ろ過池と配水池には将来的に太陽光発電施設をつけ、浄水場内の使用電力の20%をまかなうこともできるようになるそうです。写真はろ過池の上部。この蓋の上がメガソーラーになります。

沈でん池やろ過池の更新は必要で、太陽光の利用など、いい面もあります。しかし、平成28年度までに作られる撹拌槽(かくはんそう)はいるんだろうか、と思っています。これは、今はまだ着工していませんが、水源地から来る水に、まず活性炭をいれ、それを混ぜるための大きな池です。いまは夏の一時期、相模湖にアオコが発生すると匂いが出るので、活性炭を入れていますが、それでは足りなくなるという予測なのでしょう。常時そういうものを入れられるようになっています。川を水源にすることはこういう余分な手間とコストがかかるのだと分かります。

すでに潮見台浄水場が廃止されたので、生田浄水場をなくせば、川崎市が独自に持っている浄水場はここだけになります。一つでいいんだろうか、確かに効率的だがそれでいいんだろうか。ずっと疑問を引きずって見て回りました。