決算審査特別委員会で質問しました
決算審査特別委員会の分科会は常任委員会の構成で委員会室で行われます。私はまちづくり分科会なので、まちづくり局と建設緑政局を担当します。質問は以下の通り。決算書から浮かび上がる問題を指摘して、これからの市政に生かすというのが決算審査。見抜くのがなかなか大変です。
22日のまちづくり局の審査で取り上げたのは下記の通り。オンラインでやりました。
①特定建築物耐震対策事業について。これはたくさんの人が集まるところや緊急車両の通る道路の沿道の建築物をいち早く耐震化するために、特別の補助を行っているものです。特に沿道建築物は耐震化が必要だと指摘されていたり、耐震診断を行っていないとされる161棟について建物名や所有者を公表されており、ペナルティみたいなものですから、早く何とかしなければなりません。昨年度補助額などを引き上げたところ少し進みました。それぞれいろんな理由があってできないわけですから、よく相談を受け、それに見合った補助をするよう、そのためにも職員の増員を求めました。
②高齢者の住まいについて。ほんとに深刻です。市の調査でも、賃貸住宅に住んでいる高齢者の7割が年収300万円未満。有料老人ホームなどに入れるはずがありません。本来市民に「低廉で良質な住宅を供給する」のが市の仕事でありそれが市営住宅です。しかし市営住宅はもう増やさないとしています。これでは高齢者は住むところがなくなる!と対策を求めましたが、窓口を紹介していると答えただけでした。
28日の建設緑政局への質問は下記の通り。
①緑化基金について。毎年7千万円程度の寄付がある基金ですが、昨年度は1億2千万円。マンションを建設すると川崎では面積の6%の公園設置を義務付けていますが、近隣にある程度公園があると、お金を出せばいいことになっています。それが昨年度、中原区の一つのマンションだけで1億円もお金を出して公園を作らずにすんでいた。公園の少ない川崎市です。公園を作らせるべき、と求めました。
②大丸用水について。3年前の台風で大きな被害を出した大丸用水の管路網図ができあがりました。それをもとに、いかに被害を軽減することができるのか質しました。
③特別緑地保全地区について。緑地保全カルテでAランクになったところが増えましたが、保全が進まずになくなっていくところも。職員を増やしてはやく地権者と相談を、と求めました。と、ここまで質問してきたら時間がなくなって、ナラ枯れについて、しゃべろうと思っていたことを半分とばしてしまい、実態を聞いて終わりになってしまいました。