井口まみ
井口まみ井口まみ

市政記念日に毎年表彰式をやっているのです

市民委員会の委員長として、表彰式に出席しました。

毎年、市政記念日(7月1日)に商工業優良組合役員表彰と、商工業従業員永年勤続表彰をもう40年以上もおこなっているとのことで、主催者の市長のほか、市議会議長、商工会議所会頭、労働組合の川崎地域連合議長とともに、経済労働局を所管する市民委員会の委員長も出席することになっているとのこと。

商工業優良組合役員表彰とは商工業関係の同業者組合の役員を10年以上続けてこられた方。商店街とか工業会など、今年は9人の方が表彰されました。商工業従業員永年勤続表彰は、市内の商業、サービス業の事業所に15年以上、建設業、運輸業、工業の事業所に20年以上勤続された従業員の方が表彰され、今年は227名の方が、お名前を連ねました。

川崎市が市長の名前で、市内の中小企業の従業員の皆さんや、組合の役員の皆さんを40年以上も前からねぎらっていることを始めて知りました。これは市内の企業を大事にしていたということを証明していると思いました。かつてはもっと多かったのではなかったでしょうか。たくさんの企業が集積し、工都川崎をささえていたのでしょう。15年、20年と働き続け、技術を身に付けていく人たちが、これからも、元気でこの川崎で働き続けてもらいたい、そういう願いが込められていると思います。

現実の市政はどうでしょう。この不況であえぎ、次々倒産していく市内企業に、暖かい手を差し伸べてほしいという声に、まともにこたえていない市政では、いくら表彰しても、心から喜んでもらえないのではないか。たくさんの受賞者が本当に晴れ晴れとして表彰を受けてくれるのは、中小企業にあたたかい施策をおこなうときではないのか。そんなことを思いながら、壇上に座っていました。