みどりの破壊大規模に?!等々力緑地を見学しました
中原区に等々力緑地という、広〜い緑地があります。Jリーグのフロンターレの本拠地で世界陸上もやった競技場があることで知られてますが、実は自然の宝庫。ここの60年も育った樹木を800本も切り倒し、1000台以上の駐車場、スーパー銭湯、ショッピングモールなどが計画されています。
それだけでも問題ですが、このやり方がひどい。この再整備は全部東急を中心としてつくられた特定の会社に丸投げして、建物の整備から今後の維持管理まで30年間分の費用を川崎市から渡しきりにします。最初は633億円でしたが、昨年11月、あと550億増額を求められ、その詳細は明らかにされないというのです。12月の市議会で私たちは代表質問と一般質問で徹底追及しました。
この緑の破壊に反対しているみなさんが8千を超える署名を集め、市議会に陳情され、まちづくり委員会にかかるので、何としても現地を見たいと、1月17日、案内していただきました。予想以上の豊かな緑に本当に驚きました。
20メートルにもなるヒマラヤスギやメタセコイアの並木、樹齢60年の枝垂れ桜、100メートルの藤棚、絶滅危惧種ザギヌマランの群生地などがみんななくなります。案内してくださった皆さんは「どこにも旅行なんて行かなくても、ここが十分花の名所」「朝5時から眺めている」と。
ウロウロと見学していたら、テニスをしにきていた70代の男性が「何をしているのか」と声をかけてきました。事情を話すと「テニスコートを潰すという噂は本当なのか。それはダメだ」と、署名用紙を持っていかれました。これこそ市民の声ですね。
今月末には署名の審議があります。がんばります。