井口まみ
井口まみ井口まみ

日本共産党演説会が多摩市民館で開催されました

0711演説会写真2台風が来るかもしれないとひやひやしていたら、何とか通過してくれました。ところがそのあと、ものすごい暑さ!それでもがんばって家を出ようとした時間には、土砂降りの夕立。お天気にふりまわされながら、多摩市民館で数年ぶりの演説会を開催しました。小池晃副委員長を迎え、会場ほぼいっぱいの750人が参加してくださいました。

小池副委員長は、集団的自衛権と憲法、原発、社会保障、消費税など、いま誰もが心配しよくなることを求めている国政問題で、解決策を示し、どの問題でも「自共対決」になっていること、だからこそ日本共産党が大きくなることが、政治をよくする道だとわかりやすく話しました。地方自治体も住民の声を最も反映し、住みやすい地域を作るためにがんばっているのが共産党だとして、私たち市議団の奮闘を紹介してくれました。

私たち議員・候補者も訴えました。私は生田浄水場を守る運動で感じたことを述べました。3分間だったので、その原稿をそのまま載せます。これからもがんばりたい、私の心からの決意です。


0711演説会写真1多摩区から4期目を目指します井口まみです。

市内唯一の自己水源である多摩区の地下水と、それを浄水する生田浄水場を廃止することに反対する運動を、住民の皆さんと始めて6年になります。川崎市は2016年度には、生田浄水場を廃止し、市民の飲み水の7割を56キロ離れた小田原の酒匂川の下流から運んでくる計画をすすめています。6年前集めた署名は、市議会で日本共産党以外のすべての議員が「もう決まったことだから」と賛成せず、否決されてしまいました。

しかし東日本大震災が起こり、この余震で小田原からの導水管が壊れて、小田原からは20日間も水を送ることができませんでした。川崎と小田原のあいだには、日本一危険といわれている活断層があります。そんな水源に7割も頼っていいのか。こんなに目の前に水源があるのに、震災が起きたら、川崎市民に水が配れなくなる、ということが大きな問題となり、生田浄水場を残してほしいというあらたな署名は3万人に達しました。

私はこの6年間、自己水源をまもれと、水道問題を10回にわたって取り上げました。質問した内容は議会報告で必ず全戸配布し、広く住民の皆さんにお伝えしてきました。自民党の議員の後援会の役員だとか、民主党の運動員などという人たちからも「水道はどうなった」「あれはやめさせないとだめだ」と声がかかり、励まされてきました。

こうした住民の運動と議会での論戦があいまって、今年3月、上下水道局は全部廃止するはずだった地下水をくみ上げる井戸を3分の2残すと発表しました。撤去するはずだったいくつかの送水管も残すことが決まり、市長が決断すればいつでも生田浄水場は復活することができる状況になったのです。これらの変化に議会もはねつけることができなくなり、前回否決された請願は、3万の声の前に、「今後もしっかり見守る」と言って継続審査になりました。水道局の中では「市民の運動が大きな力だった」と言われているそうです。

私は12年前、市村議員から議席を引き継いだとき、いくつもの難題も一緒に引き継ぎました。多摩スポーツセンターは阿部前市長が建設を凍結してしまいましたが、議会で8回取り上げ署名も行い、ついに計画を復活させ17年の運動を経て温水プール付きのスポーツセンターができました。中野島駅は橋上化を求めて18年目に実現することが決まりました。市民の暮らしに背を向け、大規模開発に熱を上げる市長のもとで市民の要求はすぐには実現しないことが多い。しかし私たちがあきらめたらもう誰も実現のためにがんばる者はいなくなります。市民が願っている以上、あきらめず、議会を通じて求め続ける。一緒に運動をする。それが私たち共産党の議員の在り方だと確信しています。みなさん。市民が声を上げ続ければ必ず政治は変わります。私も引き続きその先頭に立たせていただきますよう、心からお願いいたしまして、決意表明といたします。ごいっしょにがんばりましょう。