井口まみ
井口まみ井口まみ

これはきっと歴史に残る

IMG_5105[1]安保関連法案=戦争法案をいよいよ強行採決か、という緊迫した情勢のなか、「憲法まもれ」『戦争法案絶対反対」「強行採決絶対反対」「アベはやめろ」というコールが響き渡ります。月曜日の夜国会前に4万5000人が集まりました。開始時刻の30分後に国会に着いた私は、たいへんな人の波にのみこまれ、身動きが取れませんでした。

すでに国会正面はいっぱいでそこまで行きつかず、警察に足止めされた人たちが国交省前の歩道にあふれていました。警察は道路を渡らせないように鉄柵をおしつけて下がらせようとします。若い女性の声が上がります。「とめるのは安倍の暴走。私たちは暴走しません」。ほんとうにだれも暴力をふるったり、暴言を吐いたりしません。どこかで男性がコールを始めます。「戦争反対」「9条まもれ」!組織されていないのに、どんどんコールが大きくなって、広がっていきます。

IMG_5108[1]ツイッターで、国会正面のバリケードも崩壊し、人々が道路にあふれていったことが伝えられ、警察が動いて私たちも前に進むことができました。各党の党首や大江健三郎さんなどが訴えたとのことですが、とっくに終わってしまっていました。しかし、整然と、みんなが「段差がありますよ」などといたわりあいながら、国会正門前まで行くことができました。若い人たちといっしょに声を上げ続けた、この高揚感。連帯感。政治のありかたを決めるのは主権者国民だということを行動で示す人たちがこんなに集まっていることに、ほんとうに感動しています。この数日間は、日本の歴史に残る日々になるでしょう。戦争法案を廃案にして、この歴史を飾りたいと心から思います。