公害病患者と家族の会の総会に出席しました
ぜんそくと診断され、医療費助成を受けられるようになりましたが、この手続きを支援してくれたのが「川崎公害病患者と家族の会」です。私は公害による患者ではないのですが、賛助会員として入れていただき、初めて総会に会員として出席しました。
第44回というのを見て、まずその歴史に思いをはせました。6月議会の質問でふりかえったように、川崎公害裁判が勝利和解してから16年ですから、苦しいぜんそく発作の原因が公害によるものだと自覚し、その苦しさの中で会を立ち上げて28年間励ましあいながらたたかってきた仲間たちなのだと、改めて会員の皆さんの顔を見回しました。27年前にはすでに公害補償法を改悪し、国は公害は終わったとして新たに患者を認定することをやめていますから、患者さん本人は高齢化していきます。会は家族と遺族の皆さんで引き継がれていますが、この会そのものが公害とのたたかいの歴史なのだと思いました。
大気汚染は、裁判でも確定したように自動車も重大な発生源であり、いまや川崎市は多摩区、麻生区、宮前区など北部ほどぜんそく患者が急増しています。総会の議案では、国に対してあらたな公害患者救済制度を作らせる活動や、川崎市の医療費助成の充実、公害監視体制の強化、道路の改善などをさせる運動、市民へ広報、会員同士のサークル活動など、実に多彩な活動を提案しています。病躯を押して国会へ、市役所へと集まってこられる皆さんを何としても後押ししたいと、私自身もできるだけ会の活動に参加しようと思いました。と言ってもなかなか時間がないこの身。とりあえず月1回のコーラスサークルかな。