くらしの相談センター 多摩 開設6周年のつどいを開きました
私が所長をしている「くらしの相談センター 多摩」が設立6周年を迎え、お祝いのつどいを開きました。50人を超える方たちに集まっていただき、とても賑やかな会になりました。
毎年、第1部では生活に役に立つことを学ぶ時間にしています。今年は多摩区役所の危機管理担当課長に来ていただき、東日本大震災や熊本地震に支援に行った経験から「避難所支援業務から見えてきたこと」というテーマで、震災の時私たちはどうすればいいのかを学びました。
深刻な話なんだけど、でもやっぱりどこか遠いことのように思いがちな震災の経験ですが、やはりリアルに自分たちの身近な問題として話していただき、改めて備えることの大事さを実感しました。あとで一番話題になったのは、「いざ震災の時に何をするか、心の地図を作る」ということです。人間は本当に怖いことが起こると、それを恐いと認識しないように心を閉ざしてしまうという研究が進んでいるそうです。急いで逃げようとしなくなってしまう。そういうときにさっと動ける人は、普段から危険な時に何をしようか考えている人らしい、というのです。
同時に問題意識も、川崎市の備蓄物資は、避難してくると予想されている人数の三分の一の、2食分だけ、というのです。これは私たちの仕事でもあります。お金がある川崎市はちゃんと備えるべきだとがんばります。
第2部は恒例の、全部スタッフが手作りの料理でお祝いです。普段なかなか飲みに行けない人も、安い会費(なんと1000円)で楽しい時間を過ごそうという思いで、みんなで材料を持ち寄ってごちそうをつくります。スタッフも手慣れたものです。いつもお世話になっている方たちのごあいさつもあたたかいうれしいものでした。元歌手の坂口いくみさんの歌声は、もう心にしみるのなんのって。おもわずうるうるです。
この6年間で900人近い方の相談に乗り、何とか解決の道筋を作ってきました。でもまだまだたくさんの人たちがアベ政治の悪政のもとで苦しんでいます。これからももっと頑張らなければ、と励ましていただいた、つどいでした。