井口まみ
井口まみ井口まみ

川崎郷土・市民劇第6回目は「南武線誕生物語」

2017-05-20 17.05.56川崎市の歴史とそれにまつわる人物を描いた「川崎郷土・市民劇」の第6回目になる「南武線誕生物語」を見に行ってきました。いずれも多摩区在住の小川信夫さんがオリジナルの脚本を書き、プロの役者さんに交じって市内のアマチュア劇団や公募市民が出演。史実に基づいた川崎で生きてきた人たちの思いをつづる、ほんとに愛着を感じる演劇です。

今回は、今年で90周年を迎える南武線はどういう思いで誰が作り上げてきたのかをおいかけるもの。実は簡単ではなかったのです。川崎の人々の暮らしを思うひとりの人が私財をなげうってまで実現したとは、知らなかったのです。苦労して苦労していよいよ鉄道が実現するという時、こんなセリフがあります。「100年後、駅のまわりはどうなっているのでしょう」。創設者たちが夢見たすばらしいまちになっているのかどうか、90年後の私たちに問いかけられています。こんな史実を掘り起してくれた小川先生のご努力に本当に感謝します。

公演はもう明日1回のみ。今日の会場はいっぱいでたいへんな盛況でした。また見たいです。