神奈川県総合リハビリテーションセンターを視察しました
2008,04,17, Thursday
忙しい毎日を送っています。今日は、厚木市七沢にある神奈川県総合リハビリテーションセンターを視察しました。
川崎市にも障害者施設が集まっているリハビリテーションセンターがあります。施設の老朽化もあり、建て替えを機に機能も再編することになり、その計画がこの三月に出ました。その検討に当たって、リハビリテーションセンターとはそもそもどうあるべきなのかを考えようと、まず県のセンターを訪問したのです。
リハビリ病院と福祉施設がひろ~い敷地に建てられています。病院は2つあり、おもに脳卒中を原因とする身体マヒを直すリハビリや、脳や脊椎損傷、中途失明などで生活できなくなった人たちが、残った機能を使って社会復帰するための訓練施設が充実しています。
対応してくださった事務局長に「障害を持った人たちにとってどんな施設が必要なのか」と質問すると、明確な答えが返ってきました。「リハビリを必要とする人たちは、できるだけ身近なところで十分な訓練を受けることのできる施設を必要としています。川崎市ではどんな障害の人が多くて、どんな施設があればいいのかということから、おのずから必要な施設が明らかになるでしょう」。
川崎の市民はどんな施設をもとめているのか。それが出発点!こたえは市民のなかにあるということです。いまのところ、市のリハビリセンターの再編整備計画は、まだ納得できるものではありません。特に、運営を民間にさせるというところでは、とても疑問を持っています。当たり前ですがなかなか難しい、市民のみなさんの声をうんときくことにさらに力を入れていくことにしました。
それにしても七沢は遠かった!私の友人も脳卒中で倒れましたが、ここでリハビリをがんばって自宅に帰ってくることができました。家族もたいへんだっただろうなあとあらためて思ったことでした.