あおによし奈良のみやこの…
2008,04,09, Wednesday
奈良の薬師寺の春の行事である「花会式」に参加することができました。おりしも満開の桜!春らんまんの奈良のみやこに、読経の高らかな声が響きます。
花会式は東大寺のお水取りと同じ行事で、6日間の供養のあと最終日に鬼追い式といって、たいまつで鬼を追い払う儀式をおこないます。1日3回、10人の僧侶が声を張り上げて行う供養は、私たちが持っているお経のイメージとはまったく違う、生きる力を持った、まるで男声コーラスのようなすごいものでした。世界平和と五穀豊穣を願う国民の思いを祈りきる6日間なのだそうです。
薬師三尊のうち、日光・月光菩薩は、上野の国立博物館に出張中ですから、残念ながら、写真が下がっているだけでした。しかし、花会式の由来である10種の花が飾られた金堂は、それはそれはきれいでした。
その最後の供養と、鬼追い式を目の前で見ることができました。これで今年の厄払いができそうです。世界平和と五穀豊穣、心から願います。