1月はたくさんの方にお会いしています
年が明けたと思ったらもう半分を過ぎようとしています。毎年1月はごあいさつに回り、新年会に参加して、本当にたくさんの方にお会いし、お話を伺うことができます。
今年は、何と言っても昨年の台風の被害からどうやって元の生活を取り戻すか、ということが頭から離れず、どこでもそのお話をうかがいます。水害があった地域だけでなくても、だれもがあの日、いろんな経験をし、要求を持っていることがわかります。被災されたお宅では、まだ家を直している真っ最中で「何とか家族で新年は迎えることができたことがうれしい」と聞くと、胸が詰まります。
多摩区では、多摩川のほとりに新築した柏屋さんで新年会が開かれることが多いのですが、多摩川が一望できる窓から見えるのは、流されてきた流木や草木。いまだ生々しく残っている爪痕、という感じです。釣りを趣味にされている方から「多摩川の川底がものすごくあがっている。台風で土砂が流されてきたからだ。しゅんせつしないと次の台風が心配だ」というお話もうかがいました。まだまだやらなければならないことが山積みです。
抜けるような青空の生田緑地で行われた9日の消防出初式では、川崎市古式消防記念会の方たちが来られて、はしごのりも披露され、とても素晴らしかったのですが、市長や消防署長などのあいさつで、口々に語られるのは、昨年の災害や事件などの多さでした。そのなかで消防署や消防団、地域の組織が懸命の対応をされたことがそれぞれのべられました。火災や災害があったとき、日頃の訓練がなければ対応はできないわけで、その努力に敬意を感じた出初式でした。
13日には数少なくなったどんと焼き。菅の地域では「歳の神」と呼んでいます。たくさんの方がしめ飾りを持ち寄り、大きなやぐらを組んで燃やします。火が付いたらあっという間に燃えてしまいました。今年は災害もなく、いい年になりますようにと心から願っています。
さあ、あと半月。もっと多くの皆さんの声を聞いて次の議会に反映します。