川崎市青少年科学館50周年記念式典に参加しました
7月17日、川崎市の青少年科学館ー「宙(そら)と緑の科学館」が創立50周年を迎え、記念式典がありました。昨日の水道100周年と、続けてこうした式典に参加して、とても感動しています。
50年前、川崎では星が見えないと、学校の先生たちが市に働きかけてプラネタリウムを作ろうと運動が始まったのが最初だそうです。市長のあいさつでは、市長も小学生のころ毎週のように自転車で見に来ていたとか。ここから、子どもたちも大人も科学に親しみ、科学の目をもって生きていけるようにという取り組みが始まります。
来賓のあいさつで、初代の館長である若宮崇令さんが開館までの苦労や、創意工夫を凝らした運営の内容を回顧され、とくに市民に参加してもらって様々な取り組みを行うという、博物館として全国の先進を切った経験を語り、こういわれました(言葉はだいぶ違うと思いますが、私の理解では)。「生涯学習(社会教育のことですね)は、いつでも市民が学ぶ機会に接することができ、そこで学んだことで自分の新たな生き方につながるというものです。そのために大人も親しめるよう、様々な取り組みをしてきた。博物館と指定された館の役割です」。
市長は横でどういう気持ちで聞いていたでしょうか。図書館は作らない、市民館は増やさない、と言い続ける市長ですが、市長は科学館も無駄な建物だと映っているのでしょうか。しかし川崎の教育はこういう人たちに支えられてきた。たくさんの人たちがここに集い、学び、成長している。50年の思いがこうして形になっている。そういう宝を川崎は持っているのだということを、胸に刻んでくれたでしょうか。私はしっかりとうけとりましたけど。
式典は第1部の後、プラネタリウムの50周年記念バージョンを拝見できるはずでしたが、私は残念ながら次の用があり、失礼しました。見たかったので、何とか期間中に行って見たいと思います。スマホも忘れたので、科学館の外観もない投稿でした。