岡山市に視察に来ました
11月15日、川崎市議会の委員視察に出ました。春に委員会で視察に行きますが、後期には自分たちの会派だけで関心のある都市に視察に行くのです。わがまちづくり委員会は、健康福祉委員会、文教委員会のメンバーとともに、今日は岡山市に来ました。
まちづくり委員会の所管項目では「空き家対策」です。国が空き家対策のための法律を作った時、条例も作って対策を始めましたが、とても細やかで実際に空き家をなくしているのです。一番大きいのは市費を投じて全市の空き家の実態を調査したこと、そして、独自のリフォーム助成に予算を付けて年間20軒ほどがきれいになって誰かが住むようになっています。賃貸にすれば安く貸すことができるので福祉的にも活用できるようです。
健康福祉委員会の所管項目は、発達障害者支援センター「ひか☆りんく」の取り組み。多くの都市が民間委託にしている同センターを直営で運営しています。「直営であることで必要な部署とすぐに連携ができるし、なにより政策提案ができる」という話に、公の役割の重要性を実感しました。
岡山といえば公民館運動です。文教委員会の調査は直接市の取り組みを聞くことです。中学校区に1か所の公民館。館長のほかに正規職員の社会教育主事を配置。地域の課題は「ここに来れば解決できる」と言われるくらい、ネットワークが出来上がっています。「川崎市は指定管理制度を導入するつもりだが」と聞くと「直営で行うことで市民との共同ができている」と全くその気はないとのお話でした。そうだよね。
視察で直接うかがうと、ホームページなどだけではわからない、細かな考え方や経緯などを学ぶことができ、「これは川崎市に取り入れたい」ということがたくさん見つかります。さっそく次の議会に提案してみたいことがいくつもありました。
明日は北九州市です。また学ぶことがあるはずです。