井口まみ
井口まみ井口まみ

12月議会で一般質問を行いました

IMG_1585一人30分、ほぼ毎回の議会で市政全般のことを取り上げられます。今回は4項目。20年間続けてきたので数えてみたら350項目に上っていました。繰り返し取り上げてだんだん前進してきたこともたくさんあります。今回もいくつもの前進がありました。

(1)京王稲田堤駅前のバスロータリーへのタクシー乗り場設置について

2018年に地元からの請願が趣旨採択され期待が高まっていましたが、コロナで検討がとん挫しています。利用者が減っているという理由ですが、要望は減っていません。実現するにはいろいろな検討が必要なので、その検討を直ちに始めるよう求めました。

(2)避難所整備について

①生田地域について

山坂の多い地域である生田高校、百合丘高校を震災時の避難所にできないか、10年前から求めています。実際に運営するには様々な課題があるのですぐにはできないとのことでしたが、発災時から3日間は「いっとき避難場所」として使うことで協定を結んだという答弁がありました。この学校周辺の人たちが地震直後に遠くの避難所まで行かなくても、とりあえず避難して自分の家がどうなっているか確認できるのはよかったと思います。

②福祉避難所について

高齢者や障がい者が一般の避難所では暮らせないという問題がいつも課題になっています。10年ほど前から要援護者が直接避難できる福祉避難所を求めてきました。今年7月、市は福祉避難所の役割を果たす2次避難所の新しいマニュアルを作り、そこに直接避難できる福祉避難所を3か所のリハビリテーションセンターに開設すること、さらに、1次避難所から2次避難所としての福祉施設への移動の細かな手順を決めたことが明らかになりました。本当にこれを実践できれば要援護者の皆さんは、あの避難所にい続けなくてもよくなりそうです。繰り返しリアルな訓練を行うよう求めました。

(3)生田フロンタウンについて

IMG_0997 (002)生田浄水場の空き地に建設されている運動施設の生田フロンタウン。青々とした人工芝がはられて、広いサッカー場が姿を現しました。周辺の方たちの不安も膨らんでいます。

①交通問題

狭い周辺の道路に車が来ないようにすべきとたくさんの声が上がっています。府中街道から一番短い生田42号線だけを使うようにするということですが、どう誘導するかを聞いたところ、紙やネットでお知らせするだけということなので、誘導員を配置するよう求めました。

②騒音・照明問題

IMG_0991 (002)北側の住宅の前に騒音を防ぐ緩衝用の緑地帯を設けたといいました。いやいや、薄いところがあるでしょうと写真も示し、照明問題とともに住民と事前に話し合うよう求めました。

③マイクロプラスチック問題

人工芝がちぎれてマイクロプラスチックになり、側溝を通して川に流れ出るという研究が多く出されています。これは防ぐべきと質問したら、芝も根元の充填剤もマイクロプラスチックが出ない最高品位のものを使っていることがわかりました。こういうものがあるならほかの施設もぜひそうすべき、また、川崎市の側溝から川に出ないような対策を研究すべきと求めました。

(4)神奈川県内広域水道企業団の料金値上げについて

企業団議会議員になって、企業団のビジョンが実行されると料金が上がることを企業団議会で明らかにしましたが、それを川崎市は市民に転嫁するつもりかと質しました。明確な答弁はありませんでしたが、要するに市民に転嫁されないよう何とか手を打つ、という意味のことを言いました。私は、企業団が増強などしなければいいのだ、生田浄水場のように市民の身近にある浄水場を各自治体が大事にすればいいのだから、川崎市は企業団のビジョンを見直すよう求めよ、と言いました。

ガラガラ声だったのは理由があって最初に言ったのですが、それは次の投稿で。