原水禁世界大会長崎大会は感動でした
台風はまっすぐ長崎にやってくるということで、原水禁禁止世界大会長崎大会は、9日に予定されていた閉会集会を8日の午後に前倒しし、私たち川崎代表団は、飛行機をなんとか今夜の便に変更して、とにかく帰ることになりました。 長崎市主催の慰霊祭も屋内で小さく開催との報道。 異例の8月9日となりました。
私は12年ぶりの世界大会でした。 ロシアがベラルーシに核兵器を配備しても戦争は終わらず、核抑止なんてあり得ないことがわかったのに、日本の首相は核抑止にしがみつき、世界の核兵器禁止の大きな流れを見ようともしない。 この緊迫した情勢を国連の幹部も、マレーシアなどの政府代表も、アメリカやロシアの平和活動家も次々と告発しました。 ここには世界の核兵器禁止の大きな世論が集結しているのを実感しました。 やはり、リアルな体験は気持ちを高揚させます。半日だけになった分科会では、気候危機と核廃絶というテーマに参加しましたが、こちらもとても刺激を受けました。 これ以上気温が上がったらもう地球には人類は住めなくなる。 本当に危機的なのに、そんな時に、徹頭徹尾環境破壊の戦争に熱をあげている場合かという話しとともに、今自分たちができることはすぐやろう。 でも個人の努力だけではできない。 政治を変える必要がある。 環境政策を持っている政党に投票しよう、と、環境団体がランキングした表も映し出されました。 共産党は満点でした。
何千人と集まったこの二日間の大きな特徴は、若い人が本当に多かったことです。 神奈川も「青年ツアー」と銘打って20人近くが参加し、そのほとんどが初参加でした。 核兵器を持ち続けることは正義ではない。 そのことがストレートに表現できる若者が育っている。 今の時代、悪くないよ。 そのことを実感したことも、今回の大きな成果でした。
夜8時過ぎの飛行機に振り替えることができ、閉会集会を中座して福岡空港へ。出発は30分遅れ、羽田に着いたのは11時過ぎ。南武線の最終に何とか間に合い、中原駅に迎えに来てもらい、無事午前1時に家に着きました。こんな大変な行程を組んでいただいた事務局や旅行会社の皆さんに感謝です。九州に大きな被害がありませんように。