井口まみ
井口まみ井口まみ

市長は市民に立ち退きを迫るというのです

これは文字通り、市長が、市民である高齢者に立ち退きをせまり、路頭に迷わせるということです。

5日の川崎市議会決算審査特別委員会の総括質疑で、市長に対し、高齢者向け優良賃貸住宅の家賃補助は、川崎市が決断すれば、さらに20年延長できる。やるべきだ、と質問しました。質問者の小堀祥子議員は、心こめて語気強く迫りました。

最初の答弁で市長は「他にもさまざまな制度がある」「ほかの高齢者との公平性から補助の継続は難しい」と答え、さらに「目の前で路頭に迷う高齢者を救済しないのか」とただすと「丁寧に住み替えをご案内します」と答えました。

自治体とは何なのかが問われています。ここに暮らしている、生身の住民の命と暮らしを守るのが自治体の仕事ではないのか。その長であるものが、平然と仕方ない、といってよいのか。のろしをあげたいと思います。市民は黙っていません。

写真は、9月、国交省に交渉に行った皆さんと撮ったもの。国は「高齢者の住まいを守るための法律ですから、追い出すようなことはしません」と明確に答えました。仕組みとしては川崎市が先に決めることが必要です。高齢者に対する市長の姿勢が問われているのです。