地元町会が防災訓練。貴重な体験の場に
9月8日、地元の菅町会が防災訓練を行いました。文字通りの炎天下、16に分けた自主防災組織ごとに、この多摩川の広域避難所に集結。市内の様々な行政機関の情報や消防署の消火訓練などに参加できるというもので、こんなに暑くなければ一千人は集めるという、一大イベントです。
県警が避難ボートに乗せたり、消防局が煙ハウスを出して避難のノウハウを伝えます。環境局による災害時ゴミの分別の説明に「へー」の声。上下水道局や危機管理本部の被災した時のトイレや水道について熱心に聞く人が集まりました。こういう機会はほんとに大切です。
いつ大地震が来るか、今度の台風はこっちに来ないか、安閑としていられません。今できる備えは全部やってほしいのですが、情報の届くところと届かないところの落差の大きさに、かなり焦っています。8月15日、台風7号により川崎市内177カ所で避難所が開設されました。まだ大雨警報が出る前だったのですが、洪水や土砂災害が懸念される地域に「高齢者等避難」が発令されたのです。しかし避難されたのは43カ所に85人。多くが高齢者ではなかったと推察されます。うちの近所の避難所には8人きて、多い方だったのですが、調べてみたら高齢者はひとり。あとは子どもを連れた若い世帯だったそうです。高齢者にちゃんと情報が届いていなかったことは大きな教訓です。これをどう生かすのか。9月12日の代表質問でただしました。まだまだ、災害対道半ばです。