井口まみ
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予算審査特別委員会の質疑から~~防災について

今年の3月11日は、予算審査特別委員会の真っ最中で、その時間は控え室で黙祷を捧げました。14年前は議会最終日で、午後、6階の議会会議室でまとめの団会議をしていた時に、揺れ始めました。揺れは長かった。外に避難しましたが、雨がぱらついていました。

3月10日の予算審査特別委員会の質問の半分を防災に充てました。防災ラジオはかつて求めた通りのものができました。緊急の情報が市から入ると、FM放送が自動で電源を入れて大音響で知らせます。そのあと細かな情報を地元のFM放送からとどきます。このラジオを高齢者などには無料で配布し、希望者には安価で領布ををと求めていました。4月から高齢者や障碍者のみで暮らしていて、スマホを持っていない世帯に配布されます(スマホがないという条件はいらない!)。原価は8500円ですが、希望者には3千円で販売されます。私は全世帯規模で持っていたほうがいいと思い、多くの普及を求めました。避難所の改善について、先日参加した避難所開設訓練の経験も紹介して、プライベートテントなどの備蓄も求めましたが、なにより、避難所運営会議の繰り返しの訓練を強く求めました。

せっかく助かった命が、避難所の劣悪な環境で失われる。災害関連死などということばばあってはならないと思います。阪神大震災いらい、ものの備蓄は多少増えましたが、それを使いこなす人が足りない。いつまで経っても避難所の風景が変わりません。本来なら国が専門家集団を派遣すべきですが、待ってもいられないので、せめて各避難所に手慣れた人が冷静に指揮を取れるように、訓練を繰り返すことを求めました。

この日の質問、時間切れで市営住宅の増設を求める切実な意見を言うことができず、ものすごく後悔。防災に思い入れが強すぎました。冷静に時間配分できず、ああ、反省。これは次の投稿で。