登戸の街頭演説会はあさか由香さんのリアルトーク
5月17日、まるで嵐のような天候でしたが、参院選に向けた日本共産党の政策を訴える街頭演説を行いました。神奈川選挙区のあさか由香さんに、いろんなことを聞くトーク形式に挑戦しました。路上では、通行する人にシールアンケートを呼びかけ、政治への願いを聞きました。一方的に話すのではない、新しい形の街頭演説でした。
赤石ひろ子さんと私があさかさんに投げかけた質問は5つ。そのうち4つは川崎市や多摩区に関連する問題でした。
①多摩区ではコロナ禍いらい、学生向けに0円スーパーという食糧支援をしています。先日の取り組みでは「もう3日もコメを食べていない」という学生もいて、協力者の方からたくさんいただいて分けたコメを大事そうに持って行ったそうです。これからの社会を支えるために学んでいる学生をもっと大事にできないのか。
大学の学費を当面半額に、いずれ0に!国が教育費を抜本的に増やせばできること。奨学金も利子をなくし、返さなくてもよい給付制に。それが政治の役割です。
②南武線のワンマン化をどうしてもやめさせなければ、まいにち遅延し、サービスが低下するだけでなく運転士の心身状態が悪化して事故が増えることが懸念される!
→あさかさんの話
事故が起きてから対策をするのは意味がない。もうけ優先で人減らしをすることを規制することが必要。
③登戸駅前に150メートルのタワマンが。これからの時代、タワマンは維持できないのでは。建設費に多額の税金が投入されるのは、おかしいのでは。
→あさかさんの話
今あるタワマンの管理が大問題になって、新しい法律もできたが、何百世帯もの人たちが多額の管理費を出し、修繕も行えるのかわからない。それをさらに増やすことが本当にいいのか問われている。
→あさかさんの話
④地球温暖化対策に水素戦略ってありか。川崎市が進めようとしている臨海部の税金投入で、地球の緊急課題である温暖化を止められるのか。
あと25年でCO2を実質ゼロにすることが至上命題。CO2をバンバン出して海外から水素を持ってくる計画を国が推進している。未来を担う子どもたちのために、なんとしても再生可能エネルギーへのシフトをするべき。
⑤選択的夫婦別姓制度はどうしてできないの
→あさかさんの話
今国会でできるはず。自民党の一部議員の反対がネックになっているが経団連もやってほしいというのだから、もう妨害は許されない。
ご当地問題ではあるけれど、やはり国政を変えないといけないということを短い時間で語れるあさかさんはさすがでした。最後に消費税の減税、その財源をどうするか。戦争への道をとめよう、という今焦点の問題もふれて演説会を終わりました。
いっぽう、登戸自由通路では、何組ものシールアンケート隊が、たくさんの対話をしていました。「学費を自分で出している」という大学院生の女性は「食費など削れるものを削っているが体調が心配。生活が厳しい」と訴えていきました。この対話にもあさかさん参加。この声をぜひ国会に届けたい、と決意新たでした。
一方的に話すのではなく、関心にかみ合った対話型の訴え方もいいとは思いましたが、なんせものすごい雨と風。手作りの紙の横断幕はあっという間に破れてしまいました。政治はどんな天気でも進むもの。めげてはいられません。