井口まみ
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第75回稲田つつみ寄席開催!

6月2日の第75回稲田つつみ寄席は、ほんとによく笑いました😆

前座は笑福亭羽太郎さん。「転失気」というネタ、これ、「てんしき」と読みます。調べたら、このつつみ寄席で、二人の前座さんが演じていました。一人は2010年、今をときめく春風亭昇也さんが前座の時のはなしでした。何度聞いても面白い。さて、てんしきってなんでしょう。

二つ目は春風亭茶光さん。鶴光さんのお弟子さんで、コテコテの関西弁の上方落語です。「大阪のおばちゃんはおもろいでぇ。『これでご飯食べや』とポチ袋くれたので、喜んで開けたら、…ふりかけやった。」わーい。ネタは「動物園」。ただゴロゴロして、うろうろしてればいいバイトに行ってみたら、どうなったでしょう。

太神楽はつつみ寄席4回目登場の鏡味よし乃さんです。ぜんぜん変わらないのに、二児の母になってました。始めたばかりの頃はよく茶碗を落として、師匠に叱られたそうです。でもそれで師匠方は簡単そうにやってるけど、ほんとは難しいんだと分からせてくれたと、落語家さんたちが言ってました。今回はみんな固唾を飲んで見ていましたが、大成功でした。

トリは三遊亭遊雀さん。つつみ寄席初登場です。コロナで中止になってしまった会に来ていただくはずでした。超多忙で、満を持しての高座です。「熊の皮」というネタは、つよーいおかみさんが旦那の尻を叩いて、家事をやらせたうえに、お使いに行かせるはなしで、わりとよく聞くのですが、このおかみさんが絶品だった!あんたっ!早くやりなさいよっ!の「っ」がなんとも言えない面白さ。遊雀さんみたいな細長い顔したおかみさんがほんとにそこにいるみたいで、いやあ、笑い転げました。

どの方も75回、こんな小さな地域寄席が続いていることを褒めてくださいました。よし乃さんは、金色のくす玉を作ってきてくれました。傘の上でゴロゴロ回して、パッと開きました。ありがとうございます。これからも皆さんにきていただいて、続いていきたいです。

席亭女将のご挨拶も恒例です。うまい写真がないので着物の柄だけ載せておきます。田植えをしている夫婦の柄という珍しい小紋。コメがないと問題になっておる昨今。コメも伝統芸能も守りましょうの思いを込めて、着ていきました。

打ち上げのお酒も最高で、ほんとに楽しい時間でした。次は11月の末あたりです、今度はちゃんとご案内しますね。