井口まみ
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「樹幹被覆率」ってご存じですか。温暖化対策の重要な施策です

目から鱗とはこのことです。街路樹の役割、管理の仕方の視点、私自身も全く間違えていた。6月14日、川崎民主市政の会が「川崎の緑地と樹木を守ろう」という公園と交流のつどいを開催しました。講演を千葉大名誉教授の藤井英二郎さんが「『緑の日傘』の持つ大きな可能性」と題して行われ、これがすごかった。

以前から藤井先生の文書は読んでいたので「樹冠被覆率」という言葉は知っていました。地球温暖化対策の重要な施策として「市域の30%を高木の葉で覆う」。その緑の下は気温が20℃低い。すごいけど、確かにその実感はありますよね。お話では、樹幹被覆率が3割超えると、熱中症の死亡率が4割減るという研究もあるそうです。でも、そういう緑を作るには、木の特性を知りそれに合わせた管理をすることがものすごく大事だと学んだのです。

根をしっかり張らせるための道路設計。木の頭をバサバサ切ってはいけないなど、剪定のあり方。中に空洞があると言われる木も、全部倒れるわけではない?落ち葉は誰が片付けるのか。知っておくべきこと、考えなければいけないことがたくさんあります。でもそれを各地の自治体が、世界の環境先進国はやっている。さあ、川崎は?

先日の代表質問で、樹冠被覆率は取り上げました。具体的な提案をしていきたいと思います。