井口まみ
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南武線のワンマン運転化問題で国交省に行ってきました

10月27日、市長選挙の興奮も冷めないまま、山添拓参院議員の主催で、JR東日本のワンマン運転化について、国土交通省はどのように考えているのか聞くレクがあり、参加しました。

国交省は、ワンマン化は「人手不足解消のため、やむを得ない」と繰り返しました。施設設備の改善などで対応できるとの認識でした。

国交省にはクレームは来ていないのか、との質問に「南武線の遅延についての電話は受けている」と言いながら、それに対して対応はしていないとのこと。

視覚障害者が参加され、いろんな不安を語られたので、私は思わず手を挙げ「今の不安は南武線で全部起きている。8月にJRは遅延はワンマン化が原因と認め、対策を打っているが、効果がない」と発言。「その対策でよいのか点検し指導すべきではないか」と質問しましたが、「その権限はない」と。

稲城の市会議員さんが、南武線では停車すべき中野島駅を通過したことを指摘すると、国は「それは知らなかった」。川崎から参加した方が「通過は一回だけではない」と指摘して、これは調査すると言いました。

いろんな方が発言しましたが、国はとにかく逃げ回るだけ。山添議員が「南武線のことを聞いても、いまはとにかく車掌を戻すべきで、まして今後拡大するべきではないと国から言うべきだ」と締めくくりました。

東京の皆さんは、まだ経験していないので想像で語ることしかできませんが、私たちは何が起きているか語ることができます。皆さんの話を聞いているうちに、南武線は実験台にされているのではないかと思えてきました。南武線で何が起きているのか、もっと発信して、運動を作る必要があると思いました。

山添議員が「南武線の話を聞いても、今は車掌を元に戻して、問題を検討し直すこと、それまではワンマン化を広げないことが必要だ」と指摘しましたが、回答はありませんでした。利用者のことを考えていない態度には何としても納得がいきませんでした。