井口まみ
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第56回稲田つつみ寄席を開催!

11月30日、お天気も良くて暖かい昼下がりになりました。第76回稲田つつみ寄席は、会場いっぱいのお客さんで、それはそれは楽しかったです。

今回書き残しておくべきことは、まず、前座の玉川き太(きだい)さん。浪曲師のたまごですが、曲師と呼ばれる三味線を弾く人が一緒でなければ浪曲はできません。前座のうちは曲師さんをつけてもらえないことが多いため、落語をやることもあるとのことで、それが今回のき太さんの姿。いずれ超有名な浪曲師になったら、このひのことを思い出話にできるでしょう。すごく楽しみです。

講談は神田鯉花さん。山之内一豊の妻が鏡の裏からお金を出して馬を買う、有名な話です。講談を聞くといつも思うのですが、映画もテレビもラジオもなかった時代、こうやってまるで見てきたかのように語る講談で楽しい時間を過ごしていたんだろうなあ、というのがほんとによくわかります。落語は庶民を語り、講談は有名人を語るというのだそうですが、立身出世を果たした人たちの話は夢があったでしょうね。

桂鷹治さんはつつみ寄席4回目の登場です。ネタは余裕の「時そば」です。よく聞く話ですが、やる人によってほんとに違う。鷹治さんはテンポが良くて、丁寧で、何といってもそばがあったかそうでした。

三遊亭遊喜師匠は6回目になるそうです。しかし前回は12年前とのこと。つつみ寄席が細々とでも75回も続いていることをほめてくださいました。久しぶりの廓話で、「紺屋高尾」。泣かせるいい話です。

また次もやりましょう。楽しみにしてくださっている皆さんがこんなにいるのですから、やりがいがあります。