「くらしの相談センター 多摩」の忘年会は、とってもにぎやかでした
くらしの相談センター 多摩ができて8ヶ月。たくさんの方たちとの出会いがありました。その人たちと今年の憂さを忘れて楽しい時間を過ごそうと忘年会を企画しました。願いどおりにホントに楽しい会になりました。
センターにこられる方たちは、みんなそれは思い悩み、苦しみを抱えています。忘年会どころではないという人もたくさんいます。でも、センターに相談に来たからにはもう大丈夫だよ、いっしょに乗り越えて行きましょう。そんな思いを共有したいと思っていました。だから、できるだけ会費は安く、料理は手づくりで、お酒はみんなにカンパしてもらって、と運営委員の皆さんにたいへんご苦労をおかけしました。おかげで、会費は2000円で、飲みきれないほどのお酒が集まり、おでんは2日も前から事務所の台所で仕込が始まり、当日も朝から焼そばにから揚げにサラダと、フル回転で用意をしてもらいました。 会が始まったら、民謡は地元で教室を開いているお師匠さんにきていただくことができて、手拍子もにぎやかに 三味線と尺八で仲間の皆さんに歌っていただき、ピアノの演奏もあり、 炭坑節が飛び出し、私が願っていた「飲めや唄えや」の宴会になりました。この春、ご主人がなくなって遺族年金ではまったく生活できないと相談に来て、生活保護をうけることができた方が、この忘年会を「本当に楽しかった。苦しいからとうちにこもっていたらどんどん暗くなる。こういうところに出てきて元気になれた」といっていただいたのにはほんとうにうれしかった。
センターには、この8が月間で80人を超える方が相談に来たそうです。まだとても解決のつかない人たちもいます。どの人も怠けていたわけではありません。一生懸命働き、生きてきたのに、リストラされたり、病気になって収入の道が途絶えて、なんともならなくなって助けを求めています。ほんとうに政治が悪いと思います。この政治を変えければその場で何とかしのいでも、いつまでたってもみんなで幸せになれない。センターを始めて、いっそうその思いを強くしています。この日一日は憂さを晴らすことができました。来年こそいい年になるように、みんなでがんばりましょう。