多摩スポーツセンターがオープンしました
ついに!オープンしました。20年越しの願いが実現しました。塩田ふさ子さんや近所の仲間といっしょにさっそく見学会に行ってきました。震災の影響でセレモニーは中止になりましたが、たくさんの市民が見学に来ていて、がんばってよかったなあとつくづく思いました。
中を見学していると、すっかり、利用している気分です。プールは手を入れるとあたたかいのですが、実際にはいるとけっこう冷たいとか。しっかり運動できる温度で、「これは歩くのがいいなあ」。私は障害者も高齢者も使えるスポーツセンターにするにはプールがいちばん、と求め続けてきました。実際にバリアフリーになっていて、車椅子のままプールに入れます。底も可動式なので、背の小さい方も入れます。たくさんの人に使ってもらえるなあと本当にうれしくなりました。
大きな体育館は、壁を厚くしてもらい、フットサルができます。「民間のフットサル場は高くていつもは使えない」という声を聞き、すぐそばの南菅小学校で練習している少年サッカーチームから「雨でも練習できるフットサル場がほしい」という声も寄せていただいて、この体育館に取り入れるよう質問したのでした。
議会で求めていた公園側の通路も完成していました。歩道が途中で切れてしまって、車が出てくる反対側の歩道しかないので、新たに作ってほしいという近所の学校のPTAの皆さんから強い要望があがっていて、質問したのでした。これも最初は、「公園用地なので、道路はできない」といっていましたが、「公園内の通路として整備することはできる」と知恵を絞っていただき、中の樹木の根を切らないようにしながら通路を作ってもらいました。その根っこの関係で数段の階段ができてしまったわけです。難しさはありましたが、ここにも市民の声が生きました。
どこを見ても、市民の声が生きています。そもそもこの存在自体が市民の声でできたものでした。市長が一度は建設を凍結し、プールは中止にしてからみんなで署名をして、議会で他の議員から「あんたしつこい」といわれながらも求め続けてきた、その市民の力がいまこうして実っています。これは市民の願いの結集です。ずっと大事に使っていこうと思います。