水道水の放射性物質検出について、「会」が申し入れをおこないます
15日にこのホームページで、生田浄水場の水から放射性物質ヨウ素131が続けて検出されていることを書きました。その前後から何通かのメールをいただいています。この間、肝心の原因もわからず、そのために対策もなくて、どう判断したらいいのか困惑しているうちに1週間が過ぎてしまいました。関心を持ってみておられる皆さんにはとても申し訳なく思っています。
個人的には、たくさんの若いお母さんたちから寄せられているように、放射性物質など入っていないものしか子どもたちの口に入れたくないという思いは、本当に同感です。どうすればいいのか、すぐ考えるべきなのですが、私も素人で、どの情報が正しいのか、疑わしいのかわからないというのが正直なところです。原発事故直後、たくさんのデマが流されたことを考えると、聞いたことをそのまま鵜呑みにして皆さんにお知らせするわけにもいきません。
なぜ、生田浄水場だけ数値が出るのか、どう考えても不思議です。東京都の「東京都健康安全研究センター」の蛇口から出る水は、毎日ヨウ素が本当に微量ですが出ています。浄水場では不検出(機械の数値には表れない)ですが、やはり出ていると考えられるのです。その数値はhttp://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/w-past_data.html で見ることができます。
なので、決して生田浄水場の上だけに降っているわけではないと思うのですが、でも、やはり不思議です。もし本当に生田浄水場にのみ何か問題があるのなら、それを解決せずに存続させるというのも問題でしょう。やはり原因究明が不可欠だと思います。同時に、原因もわからないうちに、「生田浄水場は廃止やむなし」という結論にはなりません。今回の放射能汚染は当然福島第1原発が大本の原因でしょう。なら、浜岡原発で事故が起こったとき、横須賀の原子力空母が事故を起こしたとき、小田原の水でいいのか、相模湖の水はどうなるのか…。どの水源も守るのが私たちの願いです。
これは私一人の力ではなんともなりません。そこで「かわさきの安全でおいしい水道水を守る会」の皆さんと相談して、直接の責任をおっている川崎市に原因究明などを求める申し入れをおこなうことにしました。私も同席します。日程などは、「会」のブログに記載されていますので、そちらからご覧ください。http://waterontap.jugem.jp/ です。また結果を報告します。何としてもこの問題を解決しなければ、生田浄水場の存続に直接かかわると思っています。