東扇島の液状化の様子を視察しました
東日本大震災で液状化した地域の様子は、インターネットでいろいろ見ましたが、実際に視察したのは初めてでした。川崎市内でもこんなに被害があったのです。東扇島という埋立地の、道路や公園に被害が出ていました。しかしこれが、人の住んでいないところで本当によかった。浦安などの被害の深刻さを改めて実感しました。
これは、道路や歩道がすっかり陥没し、60センチも段差ができているところです。見た感じでは、陥没した道路も別にひび割れているわけでもなく、まるで反対側が持ち上がったかのように見えますが、液状化の仕組みを考えれば陥没したはずです。一体どうすればこんなになってしまうのでしょうか。
こちらは、東扇島西公園の広場。すっかり割れ目が入り、人が入れるくらいの亀裂ができていました。石積の展望台も傾いてしまい、大きな石垣がぱっくり割れていました。
同じ東扇島西公園の中でも、なんともないところもあります。どうしてなのでしょうか。議員団全員で車で移動して視察したのですが、「次は川崎でいつ起こるかわからない」という話しをしたのが、ちょうどコンビナートの真ん中を走っているときでした。何万キロリットルも原油や天然ガスが入っているタンクが林立しています。川崎はこの危険と隣り合わせです。どんなところがどうなるのか、しっかりと確認しておかなければならないと強く思いました。