「くらしの相談センター 多摩」が1周年を迎えました
本当にたくさんの皆さんのご支援で、相談センターが1周年を迎えることができました。心から感謝申し上げます。
1年間で147件もの相談を受け付けました。最初はだぁれも来ない日が続きましたが、いまでは、毎日のように相談が寄せられるようになり、事務所の看板を見て「何の相談でも聞いていただけるのですか」と入ってくる方もおられました。相談の内容も、すぐ解決できるものもあれば、なかなか難しいものもあります。でも、どんな相談も、困っている人の立場に立って、納得するまで対応しようと、相談員全員が、これまで知らなかった制度も勉強もしながらがんばってきました。
相談される方が増えれば増えるほど、「もっと困っている人がいるに違いない」と思えてなりません。ほとんどの方が社会の仕組み、法律や制度の不備で困っておられ、ほかにもそういう人がいるだろうからです。相談センターの役割はまだまだ大きいと思います。そして、社会の仕組みをかえなければ、いつまでたってもみんなが安心して暮らせるようにはなりません。やはり、社会そのものを変えることが大事だと改めて思っています。
さて先日、1周年記念祝賀会を開催しました。記念講演に、元テレビ局プロデューサーの中築間卓蔵さんに来ていただきました。おもしろかったですよぉ。テレビや新聞で大量に流される情報をうのみにしてはいけないと、テレビ番組を作ってきた張本人から言われました。「われ疑う。ゆえにわれあり」なんていう格言を作り、本当に今知らなければならない情報は何なのか、自分で考えましょう、と。「そのために、いろんな団体のミニコミ誌、機関紙の情報をみんなに知らせましょう。この相談センターのニュースはいいですね」とほめていただきました。
70人近い人たちと楽しい祝賀会を行い、また次の1年への一歩を踏み出しました。さあ、がんばろう。