中学生の福祉体験を手伝いました
地域で民生委員をやっています。その仕事の一環で地区の社会福祉協議会の障害者部会に所属しています。多彩な活動のひとつに、小中学校に出かけて障がい者や高齢者の体験をするという活動があり、2月は毎年、ある中学校の1年生の総合学習をお手伝いしています。
車いす体験、目隠しして体育館を歩く体験、点字、高齢者疑似体験の4つを、全部体験するというコースです。私は、昨年は点字体験を、今年は高齢者疑似体験のお手伝いをしました。
写真のような高齢者疑似体験キットというのがあり、手足と腰にかなり重いおもり、視野が狭くなるゴーグルに耳が遠くなるイヤーキャップ、肘とひざが曲がらないサポーターと、フル装備で、80歳を超える高齢者の動きをまねられるようになります。
しかし、箸が転んでもおかしい年頃の子たち。おもりがあろうがへいちゃらで、このおもしろい格好に笑い転げています。「おじいさんたちはこんなに重くなるほど太るんですか」なんて聞かれて、どう答えたらいいのやら。年を取ることを想像するのは難しいんだろうなあ。まあ、実感できたのはひざが曲がらないと階段が昇れない、ということらしく、「階段で手を貸してあげたい」という感想はありました。
こういう体験がいつかどこかで役に立つといいですね。若いときこそ、いろんなことを学び吸収できるのですから。