政権が変わったら、川崎市議会も変わった!
12月議会は終盤です。いろんなことが起こって、バタバタしています。その様子はおいおい書きますが、今日はこんなことが。
地方議会は、過半数の賛成で可決すれば、国に対して意見書を上げることができます。法的拘束力はありませんが、あんまりたくさんの自治体から意見があがるとさすがの国も動かざるを得ないという、世論のようなものになります。川崎市もいつもいろいろ出していますが、どの意見書の案にどの党が賛成、反対するかというのはなかなかおもしろいものです。今日出された意見書のいくつかを紹介します。
○幼稚園就園奨励費補助の補助単価の見直し等に関する意見書…可決
政府が補助額を見直し、現在の半額になってしまうのをやめることを求める
全会一致(全会派が賛成)
○住民税の扶養控除等の存続を求める意見書…可決
賛成…民主、自民、公明、共産、無所属、反対…神奈川ネットワーク運動(ネット)
○認可保育所の面積の最低基準に関する規制緩和の見直しを求める意見書…可決
賛成…自民、公明、共産、ネット、無所属 反対…民主
○高速道路原則無料化の見直しを求める意見書…可決
賛成…自民、公明、共産、無所属 反対…民主、ネット
○生活保護世帯に対する高等学校等就学費の継続等と、就学援助制度の高校生への対象拡大を求める意見書…否決
賛成…民主、共産、無所属 反対…自民、公明、ネット
○悉皆調査による全国学力・学習調査の継続を求める意見書…否決
賛成…自民 反対…民主、公明、共産、ネット、無所属
いろんな組み合わせがあって、どこが何を考えているのかわかるか、わからないか、なかなか面白いと思うのですが、どうでしょう。