世代を超えて地域をつなぐ音楽祭がありました
「ながさわにこにこハーモニー」と銘打った音楽祭がありました。多摩区の長沢という地域を中心とする「長沢まちづくり協議会」が主催する音楽祭で今年で4回目だそうです。
地元に180年伝わる長沢囃子保存会がオープニングを飾り、この地域の中にある、南生田小学校、長沢小学校、南生田中学校、長沢中学校、百合丘高校、生田高校の6つの学校の合唱部、吹奏楽部、ダンス部などが出演します。会場は百合丘高校。百合高生徒会が会場作りや司会を手伝い、記録写真も生田高校写真部が担います。
会場に入ってびっくり。体育館にぎっしりと集まっています。小学校の合唱部の歌声から始まりました。自己紹介も自分たちで。「長沢の歴史を学んで、この町が大好きになりました。長沢に住んでよかったです」なんていわれると、もうおばさんはウルウルしてしまいます。どちらの小学校も100人を超える子どもたちがステージに上がり、「次世代を担う子どもたちがこんなにたくさん住んでいる」と感動します。
私は時間がなくてこの二つの小学校の発表しか見られなかったのですが、いいなあと思ったのは、このステージを中学生も高校生も見ている姿でした。自治会長さんが言われていましたが、高校生はこの取り組みを通じてこのまちに親しみを感じ、まちを大事にしようという気持ちが芽生える。小学生や中学生はかっこいい高校生の姿を見て、あこがれ、この高校に行く気持ちになる。まちに若さがあふれるというのです。そしてこの音楽祭を地域のおじさんたちが主催することによって、ほんとうに世代を超え、地域をつなぐことになるといわれました。
自分の住むまちを誇りに思うことができる機会があるというのは、なんていいことだろうとつくづく思いました。