今年もクリスマス会にお呼ばれ。障がい者の皆さんと楽しい時間を過ごしました
社会福祉法人「なごみ福祉会」の役員をしています。この福祉会の事業のなかに、障がいを持つ子どもの発達を支援する「療育部」があり、その名も「療育相談 でんでん虫」といいます。でんでん虫が毎年開催しているクリスマス会が36回目を迎え、副理事長の市村護郎さんと参加しました。
昨今、障がい児の療育に音楽は欠かせません。でんでん虫のスタッフは音大出身で、こうした福祉活動に熱意を持っている人たちがどんどん集まってきていて、ほんとに豊かな活動をしています。でんでん虫だけでなくまわりの通所施設も集まって、つぎつぎと日ごろの練習の成果を発表します。それはそれは楽しそうで、順番を待っている子どもたちも、よそのチームの発表を全身で楽しんで聞いています。こちらまでじっとしていられない、にぎやかな時間をすごしました。
理屈を言えば、ただ楽しんでいるだけではありません。最初は楽器を持つことも、人と目を合わせることもできなかった重い障がいのある子も、毎日の働きかけのなかで少しずつ目が動き、手が動き、体が動くようになる。そして舞台に立てるようになっていく。どの子も必ずその子のペースで発達していく。1年間の集大成がこのクリスマス会なんだろうと思うのです。付き添ってきている親御さんもその成長を感じることができるのでしょう。みんな笑顔です。もしも、まだこうした療育の場に出会えていないお子さんがいたら、本当にお伝えしたい、って思います。
私もあいさつで「世の中は福祉には冷たい風が吹いています。でもみんなの力で跳ね返したいので、ぜひご意見をお聞かせください」と述べました。この明るさ、あったかさをぜひ政治にも伝えたいと思いました。