井口まみ
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街路樹の管理を早く―予算審査特別委員会の報告その1

2008,03,29, Saturday

2008,03,29, Saturday 2 1

各地で街路樹が大きくなり、道路の見通しが悪くなったり、根が歩道を押し上げたりしています。この写真は、多摩区菅北浦の歩道がとてもせまい道路に植えられているモミジバフウです。秋の紅葉はとてもきれいなのですが、大きくなって根がアスファルトを押し上げています。おととしの12月議会で私は、「予算を増やし、せん定や植え替えなどを的確に行うようにしてほしい」ととりあげ、環境局長が「基準を決めて植え替えなども行う」とこたえていました。
今回の議会に新しい予算案が提案され、街路樹管理費が昨年度よりも約1億4千万円増額されました。これをうけ、予算審査特別委員会で「道路の安全性の確保のための対策は、急いで行ってほしい」と求めました。丸山環境局長は「植え替えをする場合などの基準の策定を、来年度以降行う」「道路の安全性を高めるための対策は、基準の作成を待たずに行う」とこたえました。そこで私は「市民は、緑豊かな美しい街並みを作り出す街路樹を愛しているからこそ、さまざまな要望を持っている。それを的確に把握し、対応するために、担当である公園事務所に市民が気軽に連絡できるように広報も行うべき」と求めておきました。
「街路樹の落ち葉の掃除がたいへん」という声もたくさんあります。市の公園事務所だけではやりきれません。この対策を求めると、丸山環境局長は「住民の皆さんで『街路樹愛護会』を作っていただき、協力していただきたい」とこたえました。
市が何もしないで街路樹愛護会を作るのは、おかしな話ですが、全部の道路をやりきれないのなら、次善の策かなとは思います。でも、ユリノキなど、巨木になって落ち葉に本当に困っている地域もあって、植え替えることも必要なところもあると思います。よく住民と話しあって、街路樹をどうするのか、合意することが必要ではないかとおもいます。
よその都市では街路樹の管理を道路と一体にやっているところもありますが、川崎市は環境局の公園事務所が行っています。これを大切な緑と位置づけて扱っているのです。それはすてきなことだとおもいます。だからこそ、予算をきちんとつけてみんなが快適だと思えるような管理を行うことが必要だと思っています。