高知の日曜市に行きました
高知で迎えた日曜日。これは地域経済の活性化の視察をしよう!と、研修会が始まる前に、早起きして有名な日曜市に行きました。1500メートルに400軒が軒を連ねる、街路市です。
研修会の2日目の分科会には「まちづくり」がテーマのところに参加したのですが、その冒頭で「高知市で視察が一番多いのが日曜市」と言われて、お、やっぱり!と思いましたが、実際、すごいと思いました。
高知城の真ん前のメインストリート追手筋で江戸時代から続いており、かつては800軒はあったとのこと。市の職員の方がいたので質問したところ、市は補助金など出しておらず、それどころか場所代を徴収しており、一軒年間使用料1万2千円くらい。でも、1日だけとか、何ヶ月か、という人もいて、そういう人は毎週、市の職員さんが集金にまわっているとのことです。とても仲よさそうに「おはようさん。今日は何があるの?」と声をかけていました。
この10月から、市は県内の自治体の出店を呼びかけていて、今日は仁淀川町というところが出していました。
農産物はたいがいあります。いまは新高梨や水晶文旦が旬だそう。漬物、干物、骨董などなど。土佐打刃物も産地とのことで、包丁も並んでいました。何がいつおいしいのか、農家の方が詳しく教えてくれて、どの商品にも作者の誇りがこもってると感じました。
高齢化で店が減っているとのことでしたが、若い人も今風のハンドメイド作品を並べています。障がい者施設もお店を出し、大学のゼミでまちカフェのブースにしたり、けっこう、若い人も目立ちました。観光客も多いけど、地元の人が、おしゃべりしながら買い物してる風景に、あぁ、こんな空間を川崎でもできないかなぁ。そうしたら、もっと地域の人たちの交流や、ものづくりの起爆剤にならないかなぁ、と夢が膨らむ日曜市でした。