JR稲田堤駅の橋上化に向けて工事説明会がありました
5月17日の夜、菅小学校の体育館で、表記の説明会がありました。200人近くが集まりました。いよいよ工事が始まるので、その前に説明会を行うという議会での約束が果たされました。
予定ではもっと早くに着工されるはずでした。線路わきにある民間のビルのなかにアスベストがあることがわかり、解体工事の設計をやり直したことなどから、かなり遅れました。今回の説明会は、主にその民間ビルの解体工事の詳細について、までで、本体工事の説明はまた別途行われるとのことです。実はこの解体工事がほんとうに難問なのです。
解体される民間ビルは敷地いっぱいに建っており、線路とも道路ともぴったしはりついています。説明でわかったのは、仮囲いの足場は敷地内に建てられず、やはり、道路に数10センチはみ出さざるを得ないということでした。踏切の直前の道路の歩道がほぼなくなります。ダンプが出入りする一方通行の道路の先には保育園がいくつもあり、十分な安全対策が求められます。アスベストを絶対に外部に漏らさないための手立ても当然問われます。わかっていたことですが、実際に説明されると、これはたいへんだ。
しかし、このビルを解体しないと橋上駅舎はできません。あらゆる安全対策を行って進めてほしいと思います。そのために予算をけちってはなりません。誘導員とか、防音施設とか、お金がかかることもあるかもしれないけれどそれは市民生活を優先するべきだと思います。市民からたくさんの要望が出されました。近所に住んでいる方や保育園の職員の方から安全対策を強く求められました。それらに真摯に答えるように、私の立場からもしっかり見ていこうと思いました。
工事に対する質問だけでなく、橋上駅舎そのものに対する意見もたくさん出ました。改札口のゲートが4つでは足りない、という朝の混雑を知っている皆さんからの強い意見、駅前の道路を横断する人たちへの対策も求められました。完成するのはあと5年かかります。こんな駅になるのだそうですが、工事の安全対策も、今後の利便性もあとで「こんなはずじゃなかった」と思うことのないように、しっかりと取り上げていきたいと思いました。