大阪市、門真市に視察に行きました
2月4日、大阪に視察に来ました。午前中は大阪市の水害時避難ビルについて、仕組みなどを伺いました。午後は門真市で「ゆめ伴(とも)プロジェクト」のスタッフの皆さんとの感動的な出会いがありました。
大阪市の水害時避難ビルは、以前から川崎市議会で取り入れるべきだと求めていたものですが、川崎市はなかなか腰が上がりません。大阪市は、津波ハザードマップと淀川の洪水ハザードマップ、大雨時の内水氾濫ハザードマップで水害が予想される地域にある、3階以上の鉄筋コンクリートの公的な建物は全て、避難ビルとして指定して、逃げてきた人は全てとにかく受け入れることにしています。さらに民間の建物もお願いに行って、廊下でも階段でも動けるようになるまでいさせてもらうという協定を結んでおり、全部で2900の建物を確保しているとのことでした。まずは学校や市営住宅など公的なところから、というのが大事だと思いました。
「ゆめ伴プロジェクト」は、認知症になっても夢をかなえる活動をしようと、実行委員会を作って、次々とやりたいことをやっている人たちです。認知症になった当事者がぽろっとこぼした願いを叶えるために、マラソン大会を開き、カフェをやり、畑で綿を作り始めた。どれも輝くような笑顔でいっぱいになり、家族も、介護の大変さから落ち込んでいたが、プロジェクトに本人が生き生きと参加するようになって、家族も前向きに生きることができるようになったとかたり、思わず涙がこぼれました。こんな居場所があれば、あの人もこの人も笑顔になるだろうなぁと顔が思い浮かびました。