「ジェンダー平等学習会」を開催しました
17日、日本共産党川崎市議団主催で「ジェンダー平等学習会」を開催しました。日本婦人団体連合会の堀江ゆり副会長に来ていただきました。
ジェンダー平等って?まだすんなり胸に落ちない言葉だろうと思います。堀江さんのお話では、1995年北京での国連世界女性会議ですでに使われていた言葉ですが、日本では政府がことごとく「男女共同参画」という言葉に訳したことから、正しく日本に根づいていないのです。
ジェンダーとは「社会的文化的歴史的性差」と定義されますが、これもよくわからない。堀江さんは日本共産党が綱領で「時々の支配階級が人民を支配するために政治的につくり、歴史的に押し付けてきた性差」と定義して、一層はっきりした、だれとたたかえばいいかがわかるようになった、と言われます。
ジェンダー平等社会とは、性別に関わりなく誰もが平等に尊厳を持ち、自らの力を存分に発揮できる社会のことです。ジェンダーが人権抑圧、支配するための手段であるならば、これをなくす運動はただ、女性による女性のための運動ではない。人権・個人の尊厳実現のためのみんなの運動だと。これが世界の基本のキなのだと言われ、なるほど〜。
日本政府のあまりの遅れには恥ずかしいの一言ですが、堀江さんの、世界の運動の紹介や、日本の若い人たちの創意ある活動を聞いて未来の希望も持ちました。さらにいま、野党の共闘がさらに時代を推し進めているともいわれ、杉田水脈議員の暴言を放置するような自民党政治を終わらせる展望はすぐそこにあると感じました。