祖母が100歳になりました
2007,11,05, Monday
母の母、私のおばあちゃんが100歳になりました。親族みんなでお祝いをしました。
私のいとこが絵描きなので、お祝いに来てくれた人たちにと、祖母の肖像画を描きました。一枚ずつみな違う祖母の表情をとらえて、20枚以上描いたそうです。我が家もいただきました。これが、私たちの100歳の祖母です。
100年前、1907年、明治22年。世の中はどんなふうだったのでしょう。教科書で習ったことはあるけど、それは遠い遠い昔で、文字の世界です。でも、昔のことをしっかり覚えてていて、結婚したのが大正デモクラシーのまっただなかで、55歳でなくなった夫、つまり私の祖父は東京に行きたくて仕方なかったのに、大きな農家を支える嫁として働きづめだったとか、戦争が終わって、農地解放で田んぼが減ったと嘆いたとか、文字でしか知らない時代を生きてきた人がいたんだなあということを実感させます。
こんなおめでたい所に同席できるなんて、人生のうち、そうあるわけではありません。あやかりたいとみんな思ったことでした。