稲田つつみ寄席、にぎやかに開催!
2007,11,01, Thursday
22年目、47回を数える稲田つつみ寄席が、多摩市民館で大きく開催されました。日本共産党の後援会も共催で、私は世話人会の顧問をしています。年二回、7,80人で中野島で開催されているつつみ寄席ですが、前座のころから出演している春風亭柳太郎さんがいよいよ真打に昇進ということで、師匠の春風亭昇太さんを迎えてお祝いしようと、大きな会場で開催したのです。新聞にも載せていただき、開場時間前にはもうこんなに列が。わくわくです。
前座は桂ち太郎さん。今回は豪華メンバーで、二人目はもう真打登場で、写真の桂平治さんです。茶碗酒を飲むしぐさがもうそのもので、ほんとに茶碗を持ってぐいっ、ぐいっと飲んでいるようで、つばを飲み込んで見入ってしまいました。
始めてきていただいたのが浪曲の国本武春さんです。私は生の浪曲を聴くのは初めて。国本さんはロックなどの現代音楽を取り入れてそれを浪曲の調べに乗せるのですが、ロックのリズムで佐々木小次郎と宮本武蔵が戦うのは、今の若い子達にも受けいられるようで、みんなのりのりでした。
春風亭昇太師匠は、亀田兄弟から笑点の裏話と、まくらで縦横に語った後、古典をたっぷりと。途中でこんな風にピースをしてくれるサービスも。こんなに笑っていいんだろうかと思うのど、思いっきり笑いました。
今回は真打昇進披露興行なので、口上があります。師匠の昇太さんと平治さんが柳太郎さんを紹介し、お客様にお引き立てを願うものです。これも落語家らしく、決してまともにはほめないのですが、柳太郎さんが顔は怖くても人柄は暖かいことがよくわかって、たくさんの拍手が送られました。
曲独楽の三増紋之助さんの芸は、それは見事でした。細い竿の先に回る独楽を乗せて、客席を一周したのです。ぐらぐらとまわる独楽が頭の上を通っていきます。もう目が離せない。おもわず「おちる~!」と声を上げてしまいましたが、なんと落ちずに舞台に戻りました。すごい!!
トリはもちろん柳太郎さんです。つつみ寄席にはこれで8回目になりました。前座のころから見続けている仲間たちは、まるで自分たちが真打にしてあげたかのような喜びようです。その期待にこたえてたっぷりと話してくれました。私は花束を送る係で、うれしかったです。
たくさんのお客さんがお見えになって本当にうれしかったです。「また呼んでください」という方もたくさんおられ、がんばらなくちゃと決意新たです。また来年から二回ずつ、中野島でこつこつと開催していきます。そうですね。次の披露興行はち太郎さんの真打昇進かな。