井口まみ
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自衛隊の川崎市での訓練に抗議せよと申し入れました

11月13日、川崎市内の民間病院の屋上で、自衛隊のヘリコプターが離着陸訓練を行いました。これが、全国的に展開された日米合同の実動演習の一環であったことがわかり、12月1日、川崎市が全く関知していなかったことが問題だと指摘する申し入れを市長あてに行いました。川崎市の飯塚危機管理監が対応しました。

市民の通報で私たちは知ったのですが、実は事前に「民間病院で自衛隊のヘリが訓練する」ということは自衛隊から市に知らせがあり、議員にもそういう通知は流されていました。しかし市はなにもつかんでおらず、詳しいことがさっぱりわかりませんでした。そこで、11月20日、私と赤石ひろ子衆院9区予定候補が志位衆院委員の事務所にお願いして、畑野君枝前衆院議員と、防衛相に直接聞きに行ったのです。そこで分かったのは、それが全国的に展開される統合訓練で、今回は全国の民間空港や港湾、自治体も動員されたこと、川崎で行われたのは「後送」という、有事の際に前線で負傷した人などを後方部隊に移送する訓練の一環で、傷病者を横須賀から運んで受け入れてもらう訓練だったということでした。まさに有事の際に民間病院を巻き込むということでした。

これは大問題だと、日本共産党川崎市議団として市に申し入れを行ったものです。この訓練によって川崎市が有事の際に戦争に巻き込まれることを意味しており、そういう訓練を行ったことに抗議すること、何の説明もなかったことに抗議し、これからは、説明をさせること、そしてなによりこんな訓練をさせないように、拒否すること、を強く申し入れました。危機管理監は、確かに市民に知らせることは重要だとは言ったものの、訓練の是非については内容はよく検討する、としか答えませんでした。これは再度、代表質問で正さなければなりません。

11月20日防衛相から話を聞く
12月1日危機管理監に申し入れ