井口まみ
井口まみ井口まみ

議会運営委員会の視察で長崎・熊本へ

今期、議会運営委員会(議運)にも所属していて、7月22日、23日はその委員会の視察です。22日は長崎県、23日は熊本市の議会の運営についてお話を伺いました。議会運営というのは、とても独特で、自治体によって全然違うので、とても面白い。

長崎県議会では、オンライン委員会とかと同時に、ハラスメント防止条例を作り、昨年から施行していることを伺いました。県会議員が、県民の誰であってもハラスメント行為をしたら、専門の通報機関があって相談でき、そこの調査次第では、議長に報告され、辞職勧告まで行くこともあるとのこと。まだ事例はないそうですが、これは抑止力にもなります。保守系のとても熱心な議員さんを中心に議運が検討して形にしたのだそう。

写真は長崎県議会の本会議場。6年前に建て替えたそうです。傍聴席が300もあって、広い。手話通訳者が入るそうです。これは大事ですね。

23日は熊本市議会の議会運営について視察です。私は議会運営委員になって初めての視察なので、他都市の議会の様子を知るのがとても面白い。本会議の運営の仕方だとか、請願や陳情の扱いだとか、そういう考え方もあるのか、と勉強になります。

熊本市で特に伺ったのが、災害時の議会の対応の仕方です。熊本地震からもう8年だそうです。市民を救う情報は必要です。市当局から毎日何十ページのファクスが来る!手の足りない職員に議員からひっきりなしに電話がある。情報のペーパーレス化や、窓口の一元化など、切実な制度化を行なったとのことです。

私が議員になってからだけでも、重大な災害は何度もあります。実際に水害も体験しました。その時に冷静に効率的に対応できるか。他都市の経験をよく学び、想像力を駆使してできる限りの準備をしておくことが大事だと思いました。

熊本城の目の前のホテルに泊まり、朝早く目は覚めたのですが、朝からセミの大合唱で、あまりに暑く、お城には行けませんでした。石垣を完全に復元するのに、あと30年近くかかるそうですが、着実に進んでいるようです。