神戸市、堺市に視察に行きました
11月10日、11日と、神戸市と堺市に視察に行きました。毎回のことながら、来なければわからないことがたくさんある!
今回の視察は所属する委員会に関連する視察なので、わたしはまちづくり、小堀議員と齊藤議員は文教の各所管事項の調査となります。まずまちづくりに関することから、学んだことを。
神戸市では、中心市街地での高層マンションをどうするかという検討の中身を詳しく伺いました。三ノ宮の真ん中ではもう高層マンションは基本的に建てられないのですが、そこに至る過程と、さらに今後考えているまちづくりの方向は、神戸市全体のことを考えているようです。マンションはディベロッパーが作って売ってしまえばおしまいですが、学校などのインフラは必要になり、それがいつまでも必要なわけではなく、高齢化すれば人々の出入りはなくなる。しかも、高層マンションを調べると、今でも上に行くほど人は住んでおらず、災害時には帰ることもできない。投資目的での売買になれば、修繕も建替も住民合意が取れず、廃墟化する恐れもある。そういう課題を統計的に明らかにして、今検討しているのは、タワーマンションに課税できないかということです。中心市街地以外の拠点駅の周りには新たなまちづくりをして、生産拠点や商業業務拠点を作って、若い人が定着できるようにする方針もあります。また、マンション管理を適正にすすめる条例も作った。総合して、長く住める都市を作ろうという展望だと思いました。
市民の住むところを行政が制御するのは、とても難しいことだと思います。それに市民が納得しないといけない。でも、挑戦している一つ一つの施策はとても大事だと思うし、とりわけ高層マンションの考え方は学ぶところ大!なので、さっそく川崎でも取り入れたいと思います。
堺市では「おでかけ応援制度」についてうかがいました。高齢者へのバス代などの支援なのですが、これが本当に応援になっている!健康になった、気持ちが前向きになったと答える市民が多いだけでなく、市内の経済波及効果が54億円!川崎でもなんとしてもやるべきだ。
65歳以上の高齢者に千円でICカードを作ってもらったら、あとは、市内のバス、路面電車、乗り合いタクシーは百円で乗れる。これらの交通網は人口の97%をカバーしているので、気軽に出かけられるのです。アンケートでは、免許返納する人の3割は公共交通機関があるからと答えています。堺市にも丘陵地帯はあるし、そこに高齢化したニュータウンもあります。でも、出かけられるのです。
ICカードによって、利用者の把握ができ、事業者も納得して運営できます。乗り合いタクシーは9路線あって、一台あたりいくらと補助額を決めて市が補助。これが約5千万円。バスも本来入るべき運賃から100円分を引いて、市と事業者が折半で出し合っていて、市の持ち出しは4億円ちょっとです。川崎市でも十分できます。
こうした事業にお金を使わないのは、市民の移動の権利、高齢者の健康を保障しないだけでなく、経済の循環にも悪影響であることを指摘しようと思います。
文教の項目も、いやはやとてもため息の出るものでした。それはまた別項で。









