国会に住民の声を届けに行きました
「法定相続情報証明制度」という制度を始めて知りました。昨年5月から始まっているそうです。相続の時、相続人であることを証明するのに、いろんなところに戸籍謄本を出さないといけないのですが、その度に戸籍謄本の束を積み上げなければなりませんでした。この制度を利用して登記所で証明書を発行してもらうと、1枚で相続手続きができるというのです。全ての相続手続きで使えるわけではないそうですが、すでにこの制度を知っている銀行では、OKだそうです。
相談があったのは、飲食店を相続する時に食品衛生法の施行令では、相続の手続きに必要な書類が「戸籍謄本」としか書いてないので、この「法定相続情報証明制度」が使えない。このような場合の施行令を変えて欲しい、という相談でした。
それで国会に行き、畑野君枝衆議院議員の仲介で厚労省の食品衛生法の担当者に会って、要望を伝えたのです。結論から言うと、「施行令の改定を前向きに検討する」「なるべく早く改定できるよう、真摯に努力する」ということでした。
食品衛生法の担当の部署で、法務省が新しい制度を作ったことは、なかなかわからないことで、国民からそういう声が来なければ、検討の対象にはならなかったようです。この担当者の方は、厚労省の各部署に、この制度を伝えてくれることになりました。
こうして市井の声を国に届けるのも私たちの仕事だと強く思いました。同時に国会議員とつながっていることはなんと心強いことかと思った日でした。
この制度のお知らせはこちらです。
http://www.moj.go.jp/content/001222824.pdf