井口まみ
井口まみ井口まみ

水害のあった地域の皆さんが市と懇談会を開き、私も参加しました

179318173_1808736599308260_6673752441636369364_nおととしの台風で浸水被害をうけた地元菅稲田堤地域の皆さんが、粘り強く川崎市の担当者と交渉を続けています。4月28日、これまでの対策の進み具合を聞く会を開催しました。密を避けるため公園で行い、平日にもかかわらず30人近くが集まりました。

緊急対策として大丸水門を改修したり、仮設ポンプ場を作ったりしていますが、多摩川や三沢川の水位を抜本的に減らし、もう二度と水害が起こらないようにするという点では、対策らしいものが見えていません。集まった住民の皆さんの不安の声は、いっこうに減ることがないことを、今回も強く感じました。

この場所の抜本的な対策と言えば、ひとつは、どんなに多摩川の水位が上がっても、多摩川に確実に排水できるようにすることです。国も県も市もお金をかけてでも、雨水を確実に排水できるように整備することですが、とりわけ国の対策がない。

もうひとつは、用水路に頼るのをやめ、雨水管を埋設することです。これは、台風の後で私の質問でようやく対象地域に入れさせたばかりで、時間がかかる。もっと急げ、と質問したばかりです。

市の対策というと、すぐにハザードマップが出てきますが、これは、「危険なところを教えますから、すぐに逃げてください」というだけのものです。ではその危険なところをどうするかということは書いてない。これでは住民の皆さんは納得できないでしょう。

この3月にも大雨が降りました。先日は台風がもう日本に向かってきました。不安でならない。皆さんが次々とその思いを発現されるのを聞き、この住民の皆さんの思いにもっと寄り添わなければ、とつくづく思いました。さあ、また頑張るぞ。