井口まみ
井口まみ井口まみ

一般質問を行いました

もう怒涛のような日々で、あっという間に12月議会は終わってしまいました。それもいつものことで20年続けてきたのですねえ。で、一般質問も全力で頑張ったのでその報告です。

4項目取り上げました。

①神奈川県水道広域化推進プランについて。国は水道事業を統合して広域化せよとうるさく言っています。それに従って神奈川の中で統合をすすめる計画を出しました。川崎市などは県東部で神奈川県内広域水道企業団をすでに作っているので、その計画を進めるとしていますが、企業団の「水道ビジョン」では、川崎市には何の恩恵もない大規模事業で水道料金をあげ、それが市民への料金値上げにつながることを明らかにしました。実に理不尽な内容ですが、市民には全く知らせないまますすめているので、「川崎の議会では異論が出たことを伝えて、議論を重ねるべき」と求めました。

②五反田川の死亡事故について。8月、急な雨で工事中だった五反田川で作業員が流され死亡されるという事故がありました。安全対策を施したので工事を再開したというのですが、その対策は「こんなこともしていなかったのか」という内容で、安易な対策で命が奪われたのだと思うとたまらなくなり、今後のこうした工事は万全の対策を行うことを強く求めました。

③市バスの路線の充実。全国で運転手不足などから路線の廃止などが相次いでいます。公営バスはそういうわけにはいきません。必要な投資をして乗客を増やす努力を求めました。

④脱炭素戦略について。世界的に気候危機への対策に真剣さが求められていますが、川崎市はもっともCO2を出している自治体にもかかわらず、対応があまりに遅くて「これでいいのか」という感じです。中小企業には支援しないと設備投資などできない。市民も断熱リフォームに支援が必要。そして大企業が水素ばかりに傾いていると間に合わない。こうした問題がたくさんあることを指摘しました。

川崎市議会では一般質問というのは、議長と副議長以外の全員が希望すれば30分を限度に質問できます。神奈川県議会などではできる人数が限られているそうなので、市民の信託にこたえて議会で質問できるこの制度は大事で、実際4日間にわたって次々といろんな課題が取り上げられていますが、その多くは市民の皆さんが議員に伝えてくれたことがもとになっています。市民の声が生きている。それをいつも実感している一般質問です。